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プロローグ
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とある病院の病室で、一つの産声が響いた。忙しく動く看護師たちが、一つの命を生み出した女性に励ましの声をかける。
医師は休むことなく次の準備へととりかかる。
「さぁ!もう少しですよ!もう一度力んで!」
ベッドに横たわり、汗を拭ってもらっている女性は医師の言葉に、精一杯力む。皆、その様子を緊張した面持ちで見つめる。
そして、また一つ、新しい命が誕生した。
緊張した空気はなくなり、代わりに祝福の歓声がもたらされる。
女性は笑顔でそれにこたえた。看護師は部屋の外へでて、椅子に座っている男性へと声をかける。男性はすぐに部屋に入り、女性の元へかけつけ、よくやったと、女性の頬にキスをした。
医師たちはそれを微笑ましい空気を出しながら二人へと近づいた。
「あなた方のお子さんです。二人いっぺんに抱くのは辛いでしょう。さぁ、お父さんとお母さんで、それぞれ抱いてあげてください」
「この子は後に生まれた子なので、弟くんですね」
「あぁ、可愛らしいわ。わたし達の子供ね」
「そうだね、とても可愛らしい。口のところなんか君にそっくりだ」
「ふふ、あなたにも似ているわよ」
「さぁ、この子はお兄ちゃんですよお父さん、抱いてあげてください」
「あぁ、この子も可愛らしい」
「本当。この子はあなたにそっくりね。鼻筋がとくにそっくりだわ」
夫婦はにこやかに笑い合いながら、この先の幸せな未来を想像して、また笑った。
己たちの子供が、どんな運命にあるともしらずに………。
二つの新たな命が生まれたと同時に、一つの命が葬りさられた。
集まった者たち皆、泣いている。
一人の女性の肉体が、完全に燃えさった。
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続き物を書いてしまった…。
更新が、続けば、いいなぁ
更新は遅いです。確実に。全然しなかったり、時たま続けてすることがあると思います。ものすごい気まぐれでほんと申し訳ないです。
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