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黒子side
いきなり飛び込んできた黄色いシャラシャラした物体に向かって滅びの呪文を唱える。
まぁ僕は魔法が得意ではないので肉体に少しダメージを与えるだけですが…
「きゃうん!ひどいっすよぉ!黒子っちぃ…」
「自己防衛です。いつも言ってるでしょう?扉を乱暴に扱わないでください。僕の家を壊す気ですか?」
先ほど黄瀬くんが入ってきたことにより半壊状態だったものが全壊になった扉に目をやる。
「う、すみません…ちゃんと直すっす…でも黒子っちに早く会いたかったんすよ!ねぇねぇ黒子っち!うちにおいでよ 赤司っちも緑間っちも紫原っちも青峰っちも歓迎してるよ?」
(この立ち直りの早さは一周回って尊敬の念さえ湧きますね。しませんけど)
「言ったでしょう?僕みたいな下級魔法使いが君達と同じ場所にいたら君達の品格を損ねます。」
「そんな事無いっすよ黒子っち!だって赤司っちがいるんすよ?」
「……その言葉で若干納得しかけた自分が怖いです」
“赤司”魔法使いの頂点に君臨し、全ての分野の魔法を使いこなすチートof theチートという言葉が似合いすぎる人物。
そして今僕が話している黄色い駄け…黄瀬君もキセキの世代の一人です。
(僕はチートを寄せ付ける能力でもあるのでしょうか)
そんな能力があるなら全力を尽くして消し去ろう。
僕は静かに決意を固めた。
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