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ジュリウス×レイナ
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「....終わんない」
目の前には書類の山だ。
溜め込んでいた自分悪いので自業自得だがこれは流石に一人では無理だ。
「...休憩しよう。。」
そう言って立ち上がり、部屋を出てラウンジへ向かう。
ラウンジに着き、とりあえず飲み物を貰い席につく。
「あ、レイナ」
これからあの書類をどうしようかぼんやり考えていると、名前を呼ばれた。
「あ、兄さん。なに?」
「代わりにやって」
そう言って書類を押し付けられる。
「え?」
「頑張ってね~」
そそくさと兄さんは出ていってしまう。
「......」
手に押し付けられた書類を見ると、軽く数十枚ある。
部屋の書類だけでも終わるか分からないのにまた増えてしまった。
.......過労死するんじゃないか俺。
増えてしまった仕事に絶望しかけ、溜息をつきながらうなだれる。
「レイナ?どうした?」
うなだれていると聞き慣れた声が耳に入った。
「隊長....」
顔を上げると不思議そうな顔をしたジュリウスがこちらを見つめている。
「隊長はお前だろう?」
「すいません。つい...」
まだ自分が隊長というのがしっくりこないのだ。
だからジュリウスをまだ「隊長」と呼んでしまう。
「まあそれは良いとしよう。先刻うなだれていたが、どうした?」
「言っても.....怒らない?」
「?ああ。」
「実は.....」
怒らないのを確認して、話し始める。
「....って感じで。。」
話し終わると、ジュリウスはこちらを呆れたように見つめている。
「溜め込んでいたのは感心しないが、一人で無理なら言えば良いだろう。手伝うことくらいは出来る」
「う...ごめんなさい」
素直に謝ると、ジュリウスは優しく微笑み頭を撫でてくる。
「さて、部屋に行こうか」
そう言ってジュリウスが立ち上がった。
「はい..」
「二人でやればすぐ終わるだろう。行こう」
「ありがとうございます....」
~レイナの部屋~
自室に着き、書類の山の前に座る。
「まさかこれ程とは.....」
ジュリウスは苦笑いしながら書類に手をつけていく。
「すいません....」
謝りながら俺も書類に手をつけはじめた。
続く(^q^)
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