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童貞喪失編1
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「それでね、あのね…」
放課後。
これから部活のミーティングで忙しいという近藤を無理矢理捕まえて、姫野に脅されて化学部に入部したことから話し始めた。
あの実験内容も話した。
当然のことながら、かなり引いてます。
もう恋も終わった。
さっぱりとエロスの憑き物が落ちてしまった俺は、あのオッサン達に触れられるのも嫌。同じ空気吸うのも嫌。
でも一対四だし、俺一人で立ち向かうには荷が重すぎる。なので、近藤に助けてもらうことにしたのです。
不思議なことに、近藤にならなんでも話せる。
もっと早く相談してればよかったなー。
あの後、結局古橋さんは家に帰れなくて、俺をベッドまで運んだあと、居間のソファーで寝むれぬ夜を過ごしたらしい。
朝、二日酔いの父さんを連れて、二人で会社に出かけて行った。
そもそも父さんが酔い潰れたのが悪い。
そうじゃなかったら古橋さんに知られることもなかったのに。
出かける前も、古橋さんってば「言ってくれ。誰なんだ?俺はお前を傷つけるために、身を引いたんじゃねえよ」って。
すげー怒ってた。
身を引かなきゃよかったのに。
引いたんなら、俺が誰とヤッても怒んなきゃいいじゃん。古橋さんの…バカ。
「うぅ…ッ…ふぇ…ッ…ッ」
泣けてくる。昨日も泣いたのに。目がパンパンに腫れて痛いよぅ…。
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