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side鶴丸国永【R-15】
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一期一振が、こんなに快楽に弱いと誰が想像しただろう。
一度、火がつくと驚くほどあっけなく、一期は乱れた。
耳まで赤く染まり、快楽に蕩けた理性の一つも感じられない表情は、俺にとっては酷く魅力的だった。
服を脱がせ肌に触れると、きめ細かい肌が吸い付いてくる感触と、鋭敏な反応を返す一期。
それだけで脳内がジリジリと焼き切れるような思いがした。
それぞれの熱を晒し合い、こすりつけると、一期は身を折り曲げて敏感に反応する。背筋がビクビクと反り反動で、腰を引く。
俺はそれを赦さず、腰に手を回しぐっと引き寄せると、一期がきゅっと唇を噛み締めた。
荒い息を漏らすけれど、決して声はあげなかった。
本当は甘い声を聞きたい所だが、まだ昼間。
万が一、一期の悲鳴に近い声が響けば、弟達は構わず部屋に乗り込んで来るに違いない。
自分はともかく一期の保身を考えるなら、流石にばれるわけにはいかないし、彼らにも刺激が強いだろう。
まだ夜更けには到底早い昼過ぎにこんなことをしている。
普段は冷静沈着で弟思いな一期一振が、自分の手で乱れ狂っている。
背徳と興奮を同時に味わっている、これもまた酔狂。
悪くない。
握っていた手に思わず力が入り、ぐっと握りこむと一期が腰を大きく震わせて俺の手の中に吐精した。
間を置かず、自分も続くと手の平の中の液体は、もうどちらのものかわからない。
吐き出された液体は、熱を帯びていたが、すぐに失われ、わずかな粘り気だけを感じさせる。
それを見た一期は、さっと顔色を変えて「わぁっ」と慌てた声をあげた。
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