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sheep 黒菅⑵
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音駒との練習試合が終わって顔を洗っていたら声をかけられた
「あ、のさ、スガくん、だよね?」
「ん?あっ黒尾くんだよね!音駒のキャプテンの!覚えててくれたんだー!どうしたの?」
相手は音駒のキャプテン
試合中は今よりもう少し目つきが悪い気がする
「あ、あのさ、あの、付き合ってほしいんだけど…」
「え、うん、いいよ!そっかー!宮城なんてなかなか来ないもんね!」
てっきり時間があるから案内してほしい、ってことなんだと思ってた
「あ、いや、そうじゃなくて…」
「ん…?」
どうやら違ったらしい
「えっ…と、その、好き、です」
「ふえっ?!」
少し顔を赤くして好きです、と言う黒尾くん
まさか告白されるとは思ってなかった
なんで俺が、と思ったけどそれどころじゃなくて
恥ずかしくてテンパってどうすればいいかわかんなくてその後のことはよく覚えてない
とりあえず連絡先を受け取ったから返事しなきゃなぁ…
その日家に帰ってから、受け取った紙に書いてある連絡先を登録した
ピコン
( 黒尾鉄朗 さんが友だちになりました )
そんな通知いらない!!!!
けど見ちゃったからには連絡しないとなぁ…と思ってカチカチと文章を打つ
「 スガだよ!登録しました!よろしくね( ´ ▽ ` )ノ 」
「こんなんでいいかな…」
ついつい口から出てしまった言葉を飲み込んで送信ボタンを押した
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