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風の噂 黒月⑴
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噂を聞いた
黒いやつ
そんなわけないと思いながらも気になって仕方がなかったからストレートに聞いてみた
「ねーツッキー、青葉城西の及川とちゅーしてたって噂、ほんと?」
「………」
あれ?
あれれ??
なんで無言…
肯定してるみたいじゃん
「否定しないの?」
「あ、あれは及川さんが、無理矢理っ…」
「ふーん…」
ほほーう
どうやら噂は本当だったらしい
許せないよね、恋人として
「黒尾さんは別です…!」
「及川のほうがすき?」
いくら俺がツッキーに甘いからってさすがにちゅーされて黙ってられるわけがない
「はあ?!バカじゃないんですか!そんなわけな、ちょ、ちょっと!」
逃がすわけないでしょ
ぎゅって抱きしめたらツッキーは真っ赤になっていた
あーかわいい
「ツッキーが誰とちゅーしようが関係ないんだけどさあ…俺じゃないのすげーイヤ。しかもなんで及川なの」
そう、相手が悪い
なんでよりによって及川なの
なんであいつなの
チャラチャラしやがって
俺の蛍ちゃんたぶらかすなっての
「っ…だから、及川さんに無理矢理っ…!った!ちょっと!」
首筋をペロッと舐めて鎖骨に吸い付いた
くっきりと紅い痕が残った
「しるし、つけとかなきゃねー」
「そんなことしなくても僕とっくに…あ…」
「とっくに?なに?」
しまった、って顔をして目を逸らされた
耳まで真っ赤になってる
かわいいなーと思ってたら、ツッキーが小さい声で呟いた
「…黒尾さんのもの、です…」
「んふふー。ごーかく。蛍ちゃんすき」
まだまだ俺には勝てないよ
fin.
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