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氷点下 黒月⑹
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唇を離して上から見下ろすと頬をほんのり紅潮させて、潤んだ瞳で見つめられた
「…やめる、なら…今だぞ」
「…いい」
目が合うとぷいと顔を逸らされたが、そのあと誘うように首に腕を回してきた
「…知らねえぞ、止まんなくても。お前が誘ったんだからな」
「大丈夫、です…黒尾さんならいい…」
「あー、くっそ…かわいい…」
もう一度そっと優しくキスをした
ドキドキする
久しぶりに、触れられる
やっと、やっと、やっと
照れ隠しに目を逸らすのも、さみしそうにじっと見つめるのも、憎まれ口叩くのも、全部、好きだ
「蛍…愛してる」
fin.
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