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キスして 及菅⑴
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「あー…雨…」
この前の試合の映像を見終わって、やけに暗かったから時間を確認しようと携帯を取り出したら電話がかかってきた
【 菅ちゃん 】
液晶を確認して電話に出る
『お、おいかわっ…』
「はいはい、どした?」
開口一番、慌てる声に少し笑ってしまった
『ひっ…か、かみなり、いまどこ、及川っ』
雷が怖いと言いたいんだろう
かわいい
グズグズと泣きながら必死に言葉を探す菅ちゃんがかわいくてもう抱きしめてあげたい
「はーい菅ちゃん、落ち着いて。大丈夫だから」
『及川、いまどこ、会いたい』
「雷怖いわけね?ふふふ」
かわいいかわいい
なんだよ高校生になって雷が怖いってかわいすぎる
『ちがっ…俺は、及川が怖がってないかな、って…』
「うん、及川さんは大丈夫。菅ちゃんは?」
『…別に…ひっ…!』
いま絶対ビクってなった
かわいい
会いたい
「及川さん素直な子が好きだなー」
そう言うと菅ちゃんは諦めたように言った
『あーもう!怖い!ばか!会いにこい!』
「ふふふ、待ってて。すぐいく」
かわいくてたまんない
会いにこい、だなんて
顔真っ赤なくせに
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