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校内恋人宣言 リエ夜⑴
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「あのっ、やっくん…ちょっといい…?」
「あー、うん」
昼休みになったと思ったら違うクラスの女子に声をかけられた
今月何回目だ…
てか誰だっけこの子
考えながらついていくと中庭だった
またこんなところ…
一番目立つじゃん…
「あの、委員会で一緒になってから、ずっと好きでした…付き合ってください…!」
ぺこりと頭を下げる女の子
「夜久さーーーーーーんっ」
「げっ、リエーフ!」
突然思いっきり抱きつかれてその場に尻餅ついた
「やっくん?!大丈…「夜久さんのバカ!なに告白されてるんですか!」
「…リエーフ、痛い…離れろ…」
「やだ!」
「おい…」
立ち上がって制服についた砂を払う
可愛らしい女の子よりこのくそ生意気な後輩のほうがいいって言うんだから変なはなしだ
中庭だといつもこいつに見つかる
「えーっと、石原さん、だっけ?俺、見ての通り手のかかる奴いるからさ、君とは付き合えない。ごめんね」
「あのさ、やっくんと灰羽くんって付き合ってるの…?」
あーめんどくさい
どいつもこいつも
悪いか付き合ってちゃ
「そうだけど。変?」
「ううん!お似合いだなって思った!聞いてくれてありがとう、お幸せに!」
そう言い残してパタパタと走っていった
「お似合い、ねぇ…」
「ねぇ、夜久さん」
「なんだよ…ニヤニヤしてんじゃねえ」
「だって、嬉しくて」
頬が緩みっぱなしのリエーフを引き剥がして教室に戻る
もちろん教室に帰ったら誰も触れられなかったリエーフとの関係を根掘り葉掘り聞かれたのは言うまでもない
fin.
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