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一ヶ月後、その間も奏夜が帰ってこない事は何度もあった。
今、僕は悠太と家で飲んでいる。
「あいつ、また帰ってきてないのか!」
「うん、ここ数日は顔も見てないかな…」
悠太はいつも相談に乗ってくれている。
「なぁ春陽」
なんだろう、悠太が怖い顔でこっちを見ている。
「ん?なーに?」
「お前、今幸せか?」
なんでそんなこときくんだろう。
幸せに決まってるじゃないか。
「幸せだよ?俺には奏夜が側に居てくれるだけで充分だから。」
「充分過ぎるほど幸せだから。」
「……」
悠太は驚いた顔で見つめた後、いつもの表情に戻り、
「そうか…」
と呟いた。
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