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チャプン……
「冷たくて、気持ちいですね………」
「そうだな……」
あれから、互いに熱が治らずもう2回ヤって
落ち着いてから、再度プールに入った
「クスッ、お前珍しく声たくさん出してたな。 プールだからって興奮したのか?」
「な、そんなんじゃないです…!」
むー!と怒られても、はっきり言って可愛いだけだ
しかし、
「はぁぁぁ………」
今日は土曜日
明後日から再び日常が始まる
(また、バタバタしなきゃいけないのか……)
フワリ
「大丈夫ですよ、シュントさん。」
水に浮かぶ俺の頭を抱きかかえるように、優しい腕が伸ばされた
「きっと、あの子たちなりに進んで行けますよ。」
私たちは、そのサポート役に徹すればいいんです。
付かず、離れず
悩んでいる時、立ち止まってしまった時、そっと背中を押すことができるような
そんな立ち位置で、こらからも見守っていきましょう…?
「ね? 〝梅ちゃん先生〟。」
「…………、そうだな。」
(この学園の生徒の中じゃ、あいつら結構骨のある方だし。)
多少の事ではめげないと思うし、寧ろ立ち向かって行くだろ
小鳥遊も、初めての学校の割にはどっしりと構えているような気がする
後は、小鳥遊を観察していて思うが、あいつは多分結構な負けず嫌いのようだ
(食堂での話を聞いたが、あの龍ヶ崎にあそこまで対等に物言いできるのはあいつくらいだろうしな。)
あの真っ直ぐな小鳥遊が、これから生徒会に入り龍ヶ崎をどう変えていくのか、実は少し楽しみにしている
(………嗚呼、)
「夏が来るな、ケイスケ。」
「そうですね、シュント。」
季節が巡っていく中
俺は〝担任〟として、ケイスケは〝寮監〟として
これからも、あいつらを見守っていこうと思うーーー。
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【番外編】プール開きの準備を。〈梅谷×櫻〉fin.
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