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エピローグ
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「あ、アキネクタイ曲がってるっ。」
「えっ、まじ?」
「うんうん、ちょっと待ってね。」
よく知ってるのに初めて袖を通す、パリパリの制服
同じ大きさの手が、丁寧にネクタイを直してくれる
「これでよしっ。」
「ありがと!ハルのネクタイは綺麗っ。」
「本当に?ありがと。」
2人でふふふと笑いあって、渡し合ったマフラーを巻いた
「さぁ、アキ。いよいよだね。」
「そうだな、ハル。」
ーーーこのドアを開けたら、新しい日々が待ってる。
きっとドアの外には既にレイヤと月森先輩が立っていて、
寮の入り口には櫻さんがいる
学校に着いたら梅谷先生がいて、教室にはイロハたちがいて…
(だから、きっと大丈夫だ。)
ハルと一緒にキュッと手を繋ぎ合った
この先のことなんて、正直何があるかわからない
けれど、レイヤが…ハルが…みんながいてくれるなら、
きっと……何だって乗り越えられる。そう強く思う。
だから、
「「行ってきますっ。」」
元気よく、扉を開けよう。
部屋を出ると…ほら、その向こうには
「おはよう。」
大好きな人の暖かい笑顔が、待っているからーーー
-ハルとアキ-
本編(アキ編)
〈俺様 × 訳あり〉
レイヤ × アキ
〜fin〜
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