アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
sideイロハ: 相談しましょ、そうしましょ 1
-
「ーーーさて、」
放課後
ハルとアキの部屋で、お茶とお菓子を用意してソファーに座る
「まっ、待って、まじでするの?」
「当たり前でしょっ、そう言ってるじゃん!ほら覚悟決めて。」
「っ、ハルがスパルタだ……」
「ふふふ。大丈夫だよアキ、僕もフォローするからね?」
「………ぅん。」
「よし、じゃぁ話始めちゃおっかイロハ。」
「うんっ!よろしくお願いします。」
目の前でわいわい言い合ってる双子に、ペコリと頭を下げた
「先ず始めになんだけど、イロハはエッチの何が知りたいの?」
「あのね、やり方が知りたくて。」
「やり方っていうのはそもそもの仕方ってこと?」
「ぁ、えぇっとね、仕方は知ってるんだ!」
こういう特色の学園に中学時代からいる
思春期盛りの年代なんだし、シた事なくても男同士の仕方はみんな知ってるもの
だから、そこではなくてーーー
「どうやったら、そこまで持っていけるのかなって…エッチできるのかなぁって。」
エッチまで行き着く、その〝過程〟が知りたい。
「成る程、そっちなんだっ!」
「うんっ。カズマと付き合ってまだ1週間ちょっとなんだけど、でもカズマはずっとおれのこと思ってくれてて…
だから、多分ずっと我慢してくれてたんだよね。」
付き合い始めて何か変わるかと思ったけど、全然。
寝る前にちょっとだけ触れる程度のキスをするだけだ
(まぁまだ間もないし、焦る事はないと思う…けど……)
おれだって男
カズマのこと欲しいって思ってる。
「それに、もう待たせたくないんだよねっ。だから、今度はおれからいこうと思って。」
「わぁ……イロハ凄いカッコいい。」
「だな。凄い男前。」
「ぇえ!そうかなっ。」
「うーん、でも確かにイロハからいかないとカズマ動かなそうだなぁ。」
「うん、シたいって思っててもイロハの気持ちが自分に追いつくまで待とうって堪えそう。」
「だよねぇー………」
そこをどうにかしたいんだけど……
「ねぇアキ。アキは初めての時どうやって会長とシたの?」
「俺? 俺は……まぁハルとしてレイヤと付き合ってたのもあるから、先ずはレイヤが本当に〝俺〟の事好きなのかっていうのを確認して、それからーーー
って、あれ…??」
「? アキ?」
パタッと口を開けたまま固まったアキが、どんどん赤くなっていく
「ぇ、ア、アキ…?大丈夫っ?」
「ぁ、ゃ……ちょ、まってね、待て待て…」
「あぁー…あはは……」
目をぐるぐるさせながら「あれ、あれっ?」と言ってるアキの頭を、ハルが苦笑しながら撫でた
「アキは、〝アキ〟として付き合い始めた〝瞬間〟に抱かれたんだよね?」
「っ!! ハ、ハルっ、」
「ぇ、」
〝瞬間〟って
(0コンマ1秒ってこと?)
ってことは、付き合おうってなった後すぐに……?
「まぁ、レイヤが我慢できなくてアキ襲っちゃったパターンなんだけd」
「なにそれ!すっごい羨ましいー!!」
「「………ぇ、」」
「おれも告白した時押し倒しちゃえば良かった!」
(そしたら今こうやって悩む必要もなかったのに!)
あぁぁ時間戻らないかな?もっとちゃんと計画立てて好きって言えば良かった。
「うーんでももうそのタイミングは過ぎちゃったからなぁ…次のタイミングはいつなんだろう……むむ、難しい…ねぇ2人とも何かいい案ないかなっ?
ーーーって、ん?」
「……っ、ふふふ、あはははっ!もう駄目イロハ面白い、可愛いーー!!」
「っ、はは!あーなんかもういいや。悩んでるイロハが可愛いもうイロハなら何でも大丈夫だと思う。」
「分かる。大丈夫だと思う。」
向かい合って座ってたソファーを立って、2人がおれを挟んでこちら側に座った
「まぁでも相手はカズマだもんな。手強いよなぁ。」
「冷静だもんね。静かな水面みたいな…本当お茶の子って感じ。」
「そう。でも、そこを崩したいんだよね!!」
「うんうん、良い思う。」
「おし!じゃぁ相談内容分かったところで!」
パンッ!とアキが両手を叩いた
「作戦会議に移ろうぜ!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
412 / 558