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「優紀!? お前〝また〟!」
「ぁ、やっぱり生えてる……?」
隣からも、焦ったような裕二さんの声と何故か苦笑気味な優紀さんの声
(って、〝また〟?)
「みんな焦らなくて大丈夫だよ。ほら、これ見て。」
ピラピラと見せてくれる紙には、『セックスをして猫耳尻尾を消さないと出られない部屋』と書かれてある
「成る程、だから優希とアキくんには猫耳が生えたのか。」
「へぇ尻尾も生えてんのか? 見せてみろ。」
「え、ちょ、ぅひゃっ!」
ズボンの中に手を入れられ、変な感触がしてたお尻の部分からグイーッと何かが引っ張り出された
「アキは黒猫か。」
「う、嘘…まじ……?」
レイヤの手の中で動いてるのは、黒い尻尾
触られてるのが感覚的にわかるから本当俺から生えてるっぽい
「優紀は白猫だね。」
「ゆ、裕二さん……」
裕二さんの手の中には、同じく白い尻尾
恥ずかしそうに俯く優紀さんの白い猫耳はぺしゃりと垂れていて、凄く可愛い
(優紀さん白色似合う、めちゃくちゃ頭撫でてあげたい…耳触りたい……)
ギュッ!!
「ぎゃぁっ!」
「アキ、お前変なこと考えてんなよ。」
「痛って…わかったっ、わかったから離せ!」
思いっきり尻尾を握り締められ、思わず涙目になってキッと睨む
別に変なこと考えてねーし!ただ優紀さん可愛いなって…
(ってか、尻尾やばい……何だこれ?)
お題も意味不明すぎる…セックスして消す?
謎すぎるだろ。
「ふふふ、尻尾凄く敏感になっちゃうよね。」
「へ、」
こちらを見ながら、2人がクスクス笑っていた
「後ね、この猫耳も電流流れるみたいビクってなるから気をつけt ーーーひゃんっ、」
「あぁ本当だね、もう敏感になってるよ優紀。」
「は、ぁ…待っ、裕二さん、まだ説明が…ふぁっ、」
「大丈夫だよ後は俺がするから。ほら、俺にもたれて。」
おいでと抱きよせると途端にクタリと優紀さんの体から力が抜ける
それを愛おしげに見つめて、耳や尻尾を触る手はそのままに「さて。」と裕二さんが俺たちの方を向いた
「実はね、俺たち前に一回このプレイしたことあるんだ。」
「えっ、そうなんですか?」
「うんうん。そっちの世界にはあるか知らないけど、俺たちの世界には猫耳と尻尾を生やす薬があってさ。ホワイトデーの日にね。」
「成る程、それで焦ってないんですね。」
「そういう事。まぁ今回はお題がお題だから薬も何もなくても生えてきたんだろう。」
話の邪魔をしないようにか、優紀さんはずっと裕二さんの肩口に顔を埋めて我慢するようにビクビク震えてる
でも、裕二さんは手を止めずに耳や尻尾をフニフニ触ってて…
(ゆ、裕二さんって結構S……?)
「アキや優紀さんの体には、影響はないんですか?」
「うん、無い。そこは安心してくれていい、後遺症も何もなく本当に消えるだけだから。」
「そうですか。」
ほっとしたようにレイヤが少しだけ息を吐いた
(レイヤ…そんなこと心配してくれてたのか……)
自分のことなのに後遺症とか全く頭に無かった
俺のこと純粋に心配してくれるのが…嬉しいnーーー
「んじゃぁ、この瞬間を楽しむしかねぇなぁ。」
「……………ん、?」
バッ!と見上げると、ニヤリと笑う顔
「まさか本物の猫耳と尻尾が生えるとか、俺らの世界じゃ絶対ねぇぞアキ。奇跡だ。」
「はっ? ぇ、ちょ…ぅわっ!」
腕を引かれて、俺も優紀さんみたいに腕の中へと抱かれる
「何すんだレイヤっ、はな ーーーひぁっ、」
さっき握られてた尻尾を、長い指がスルリと撫でた
それだけでゾクゾクッと背中が震えて、クテンと力が抜ける
(なにこれ…やば……っ、)
「すげぇな、少ししか撫でてねぇのにこれか。」
「っ…の、やろ……!」
「クスクス、凄いだろう? 後もうひとつレイヤくん。せっかくなんだからこうするのはどうかな?
ほら、優紀聞かせてあげて。」
今まで柔らかく刺激していた裕二さんの指が、突然グリッと耳の付け根と尻尾の先を押したーーー と、
ビクッ
「にゃぁあぁんっ!」
「……………は、?」
※【朝は天国、夜ば地獄】の本編ホワイトデーにて既に裕二さんと優紀さんは経験済みでしたので、それを考慮しています。
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