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「は…ぁ、ぁあ……、」
ズルリとレイヤが俺のナカから出て行く
あれから何回かシて、「ちょっと休憩」と俺にキスしながらベッドを立った
「はぁ…は、はぁ……っ、」
いつもより倦怠感が凄い
(か、らだ…重……)
「っ、ひ、」
出された精液が力の入らない後孔からトロ……っと溢れ落ちる感触がして、ふるりと身体が震える
「はっ、エッロ。」
ペットボトル片手に戻ってきたレイヤにニヤリと笑われる
「ほら、飲めるか?」
「飲ま…せて……」
「ん。」
グイッとペットボトルを煽って、直ぐに唇を塞がれる
少しずつ口内に移される水をコクコク飲むと、くすぐったそうに笑われた
「にしてもお前、やっと後ろだけでイけたな。」
「え、?」
「今回は俺、お前のモン触ってねぇぞ。」
「ぁ……」
そう言えば、今日はずっとレイヤに抱きしめられたままだった気がする
いつもみたいに俺のモノ触ってもらわなくても、後孔が気持ちよくて気持ちよくてそれだけでイッてた…気が……
(えっ、まじ?)
ってことは、俺女の子みたいになってたのか??
もしかしていつも以上に怠いのも、慣れないことした代償……?
ポソッ
「ま、ナカイキは達成ってか?」
「ん?」
「いや? これからもっと楽しくなるなって。後孔だけでイけたのも俺とのセックスに慣れた証拠だしな。」
「そう、なのか?」
「あぁ。」
(そっか…慣れたんだ……)
初めて身体を繋げてから随分経つけど、漸く慣れてきたのかな俺?
なんか……少し嬉しいかもしれない。
「さぁて、」
クチュン
「んっ、」
ツプリと入れられた長い指が、沢山出された熱いモノをドロォッといつものように掻き出してくれる
(終わるのか。)
なんか、今回のは長かった気がする
まぁ俺が人様のベッドでオナニーなんてしたのが悪いんたけど…ぁ、なんか今になって恥ずかしくなってきた……
「あんっ、」
(は?)
安心して大人しく身を任せていると、急に前立腺をクリッと押される感覚
「ククッ、可愛い声。」
「なっ、レイヤなにやって ーーーひぁんっ!」
クチュンと指が追加されて、今度は3本の指でグリッと確実に刺激された
「折角ナカイキ出来たんだ。忘れないようにもう何回かしねぇとなぁ。」
「……ぇ、待っ、もう充分…っあぁ、」
綺麗に掻き出してくれた後孔に、トロリとローションの感触
「んじゃぁアキ。 第2ラウンドといくか。」
「待っ、待って待って本当に無理だって、
ーーーんあぁっ!」
結局その日は何回シたのか本当に覚えてなくて、上も下も分からないぐらいにグズグズにされて
久しぶりに、記憶が無くなってしまった。
(俺、なんでオナニーなんてしたんだろ。)
(可愛かったぜ? お前もちゃんと性欲あるんだな。)
(なっ、当たり前じゃん!!俺だって男だしちゃんと人並みに!)
(へぇ? それならもっかいヤっとくか?)
(え?)
(俺としてはもっと抱き潰してぇんだが。)
(待っ、待って、レイヤと比べるのは無しっ!)
(あぁ? なんでだよ婚約者だろうが。)
(そ、それはそうだけど…でもそれとこれとは違うっていうか……ぁあんっ!)
(ほら、もう黙っとけ。 愛してんぞアキ。)
(ふぁっ、ぁ! っれも…あい、してるぅ……っん!)
(ククッ。)
fin.
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