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萌とはなんにでも打ち勝つ力なんです2
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「優、そろそろご飯食べに行こ」
「ぇ……水輝の手に持ってるものはなにかな?」
「…おやつ?」
???と2人してはてなを頭の上に浮かべながら首をかしげる
水輝が持っているのは大量のパン(俺からすれば大量なだけで実際は5個ほど)
それをおやつと言ってのけた水輝
思わず海深と雲丹に助けを求めた
「優ちんー気にしちゃ負けよー」
「そ〜よ〜、水輝はそんな子なのよ〜」
ふむ、そんなものか……
納得したいけど!けど!
納得しがたい!!!!
じとーっと、水輝を睨む
それを見た水輝は??とまた首をかしげるだけ
クソッ、可愛いなコノヤロー!!!!
少しぷりぷりしながら弁当を取り出す
萌えすぎてテンションがおかしいんですよ!
「あ、今日どこで食べんの?」
ふと、今日はどこで食べるのだろうかと思った
俺たちは毎日定まった場所では食べなくて、食堂だったり、保健室だったり屋上だったり、中庭だったり、裏庭だったりと割と自由に食べている
「今日はここでえーやん!」
「そ〜ね〜
移動もないし、教室でいいんじゃないの〜?」
「うー、らじゃー!」
弁当を取り出して、立ち上がっていた俺はまた椅子に座り直した
机を班のような形にして海深だけ誕生日席。
珍しく、教室で食べる俺たち。
初めてかもしれないと思いながら、弁当を開けた
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