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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
先輩①
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例え一生叶わない恋だと知っていても、俺はずっとあなたを好きでいるんだと思う。
─×××─
「あっ! おーい迴場(かいば)~!」
「あ、船深(ふなみ)先輩。おはようございます。」
黒髪片耳イヤリングのチャラ男──船深和兎(かずと)先輩は、俺と同じ図書部として活動している。
部活として認められた、
本を愛し、本を読み、本を大事にする
本格的な〝図書部〟の活動内容は、
〝図書室を使う〟
それだけである。
もちろん他にも部員は────……
──いない。
もちろん本を読む部員も────……
──いなかった。
俺と先輩だけの放課後お楽しみ二人だけのパーティー────……
──でもない。
先輩はサボってばかりで二人になることはまずないし、
俺が図書室の本の手入れやカウンターを担当していた。
先輩はただ図書室を自由に使えると言うことで入ったらしいが、
俺は先輩とお近づきになりたくて、先輩が目当てで入ったようなもので……
だから先輩が来てくれないと困る……。
入った意味がない。
……まあ、本は嫌いな訳ではないけれど。
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