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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
先輩④
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そう言うこと言われると、期待しちゃうと言うか……。
「アホで結構~!」
……だから、そんなにくっ付かないで…………。
「迴場~」
「何ですか?」
「お前の抱き心地最っ高。ベッドの上まで連れ込みたい。」
「俺先輩の枕になんてなりたくありません。」
本当は枕でも構わないです。
先輩のそばにいられるなら……。
「今日昼飯一緒に食わね?」
「何でまた急に。」
嬉しい。
けど俺は本が読みたいんです、何なんですかこのタイミング。
「屋上来いよ?」
「俺いつも図書室で食べてます。」
「いいのかそれ?」
「先生がカウンターの窓際で食うならいいって言ってました。」
「本読みながら食ってんの?」
「まあ、はい。」
「何の本?」
「それは言えません。」
とにかく切ないラブストーリーなので、日本男児が読むべきものでないことは承知の上だが、
続きが気になると言うかほぼ虜にされてしまっていて……
──特に登場人物の男子生徒に。
「船深先輩は読書の邪魔になるので来ないでください。」
「俺も正式な部員なんだけど?」
「一度も来たことない癖に。全部仕事俺に押し付けてるじゃないですか。」
瞬間、頬にしっとりとした感触が触れた。
─────…………え……
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