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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
先輩⑨
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「お前が当たり前のように俺が女といるみたいな言い方するからイラついてさ。」
「何でそんなことでイラつくんですか。」
「どうせ俺は騙されやすいですよ~だっ」
いぃ~っと歯を見せてくる先輩に、もう胸がきゅんきゅんだった。
「例え先輩が何回騙されても、俺がそばにいてあげますよ。」
「……えと、うん。」
「隣で笑って蔑んであげます。」
「オイ、感動返せ。」
……今の言い方はまずかった。バレてしまうところだった。
「空秀~」
石を蹴ってどんどん先に行っていた槊が帰ってきて、抱き付いてくる。
瞬間、先輩が顔をしかめた。
「ん?」
「クラスに前田杏って奴いるじゃん?」
「ああ、いるね」
「そいつが放課後校舎裏の杉の木の下で待っててほしいってよ。」
「は!?」
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