アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
愛情⑨
-
振り向いている俺の頬に手を添えて、
ただでさえ近いのに、
更にゆっくりと顔を近づけてくる。
「1回だけ。唇に。
軽く触れるだけで良いから。今。」
「い、いや、でも! 兄弟だし男同士だし……」
ごにょごにょと言葉を濁して、恥ずかしくて俯いていると、
前髪にふわっと優しい感触が触れる。
「それでもお前が好きなんだ……。」
「……あ、や、その……////」
──こつん、と額を重ねて、それを中心に唇を近づけてくる。
「ヤ、ヤスに──…………//」
この間〝好きだ〟と告白されて、
てっきりバカにしてるとか、からかってるとか思ってたのに、
そんな、愛おしそうな瞳に見つめられると……
……信じるしかないと言うか…………。
唇に熱い吐息が触れて、ヤス兄の唇の熱が触れてないのに伝わってくる。
「──……だ、だめ…………///」
両手の指先を揃えてヤス兄の唇を押さえると、
指にキスされてるみたいでより一層恥ずかしくなった。
「……こっちこそごめん。船深に嫉妬した……。」
そんなはっきり言わなくてもいいよ……。
俯いて目が合わせられないでいると、手を引かれる。
ちゅ……
と、湿った柔らかい、熱い感触が手の甲に触れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 408