アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
逃亡⑥
-
俺、もしかして、少しくらいはショックを受けてるんだろうか。
俺が俯いていると、ヤス兄は俺の顔を覗き込んできて親指をグッとたてる。
「毎晩お前を抱いてるぞ☆」
「……妄想かよ!?」
あ、あれ、何でホッとしてんだろ。
「シュウ?」
あ、いや……違う。
顔を上げて、真正面からヤス兄の目を見つめた。
「──ヤス兄、あ、あの…………////」
体温が上昇して、鼓動と共に熱が放出されるような感覚がする。
ヤス兄の瞳に焦点を合わそうとしているのに、恥ずかしさで揺れてしまう。
心臓がドクドク鳴って、喉の奥から出てきそうなほどうるさい。
「俺……///」
言っていい言葉なのか、これ……。
「う……れしい…………。///////」
──言った瞬間、後悔した。
ヤス兄は俺の後頭部を押さえて、腰に手を回して、
ぶちゅ~っと、キスをしてきたのだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
67 / 408