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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け⑨
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ヤス兄はにこにこと笑って、俺のことを見つてくる。
「シュウは可愛いなぁ~///」
よ~しよしと頭を撫でて、俺の額にキスをする。
「や、ヤス兄……//」
先輩が見てる前ではあまりしてほしくないけど、キスはしてほしかったりもする。
いやいやいやいやないないないないないない……!! ないッ!! ///////
でもさっき、もしかしたら先輩にキスされていたかもしれなかった訳で、
……俺はヤス兄とのキスじゃないと嫌だと思ってしまった訳で……。
廊下で待っているだろう先輩をちらりと見てみると、窓の外を見ていた。
やっぱりかっこいい……。
俺が「OK」したら、先輩と付き合える。
付き合ったら、何をするんだろうか。
俺がずっと先輩の彼女に〝羨ましい〟と思ってきたことが、出来るのだろうか。
「シュウ、和兎と何があったか聞いてもいいか?」
「……うん、先輩が、その……付き合ってほしいって……////」
「そうか。良かったな、シュウ……//」
ヤス兄は溜め息をつく。
苦しそうな、寂しそうな、
ではなくて、
安心したように、ゆっくりと。
「でもシュウにもうちゅー出来ないのかぁ……。返事は? まだ?」
嬉しそう。
だから、何でそんなに嬉しそうなんだ。
「う、うん、まだ……」
何で俺はこんなに悲しんでるんだろうか。
「じゃあ誰かのものになる前に最後に1回キスさせて?」
…………なぜ、
「うん……////」
たった1回のキスだけで、こんなに喜んでるんだろう。
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