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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け⑭
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「──て言うか、お前ら授業サボって大丈夫なのか?」
「「え?」」
──そうだ、そう言えば、図書室はベルも放送も鳴らないんだった。
俺が慌てているのを見て離れようとする先輩を、ヤス兄が俺をサンドしながら抱き締めた。
「……ちょ、ちょ、近い……っ///」
先輩は俺との顔の近さに顔を真っ赤に染める。
胸にはヤス兄の、背中には先輩の鼓動が伝わってきて、物凄くドキドキしてくれているのが分かった。
「お、おい、会長様……っ」
離してくれと言わんばかりにぎゅっと目を瞑って耐える先輩。
何か、可愛い……///
「夜須一でいいよ和兎。」
「え、や、夜須一様?」
「何でそうなるんだ……。」
ヤス兄は俺にスリスリしながら先輩の頭をよしよしと撫でた。器用だな~。
……ヤス兄は俺だけしか撫でちゃダメなのに……って違う!!
ぽふんとヤス兄の胸に顔を埋めると、ちゅ、と髪にキスをされる。
「さ、最後って言ってたじゃん……!」
「えーたまにはいいじゃん。」
「お、おい夜須一様、これいつまで続くんだよ……。」
先輩はヤス兄の癒しのゴッドハンドに酔いしれて、とろんとした目で彼を睨む。
眉はへにゃと下がっているのに途中からつり上がっていて、
ツンデレか、とツッコミを入れてしまった。
「いや、お前もなかなか可愛いな~と。」
「は!? ////」
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