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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け⑯
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急に名前を出されて、慌てふためく先輩。
先輩はヤス兄がいると見たこと無い表情をしまくる。
たぶんうちの兄がかなり変わっているせいだ。
「お前は自撮りうまいだろ?」
「まあ撮れるけど……。」
「俺と一緒に写メ撮って送れば恥ずかしくないって。
あ、そうだ! シュウは槊とでも撮ればいいだろ?」
「え、いいの?」
槊は俺のことが好きらしいけど、たぶんヤス兄はそれを知らないのだろう、「ん?」と首を傾げている。
「その……槊は…………」
「大丈夫、あいつになら昔釘刺しといたから。」
「……ん?」
──今、何と……?
「昔寝てるお前にキスしようとしたことがあって俺がぶん殴って無理矢理キスしたら遠くから見つめるだけになったんだ。」
「…………キ……ス……?」
「ああ。無理矢理してやった。」
「……そ、そうなんだ……。」
──……ヤス兄と、槊が……しかもヤス兄からキスなんて……
何だか胸がモヤモヤして、吐き気がしてきた。
「ヤス兄が俺と初めてキスしたのっていつ頃だっけ……」
「ん? 生まれた時。」
「ふ、ファーストキスは?」
「もちろんシュウだよ。でも何で?」
「いや、何となく気になって……」
ヤス兄とのキスは俺だけがいいのに……って違う違う違うッ!!
……違うのに…………何でこんなに苦しいんだろう。
「え、ちょっと待ってくれ。つまり夜須一様は槊にキスしたことがあるのか?」
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