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33 史郎side
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どうして…どうして俺は…
いつもこうなんだ…
『なぁ、史郎!一緒に逃げようぜ!』
リングゲームが始まり教室を出ようとした時に
クラスメイト2人に話しかけられた。
きっと、この2人も…
史郎
『悪いけど遠慮しとく。1人で逃げるよ』
『いいからいいから』
『ほら、いくぞ』
断ろうとしても結局手をひかれて
無理やり一緒に逃げることになる
でも、こいつらの目的は一目瞭然だった
-10分後-
『おい吸血鬼!コイツやるよ!』
『コイツ、ビッチだからきっと気にいるぜ!』
吸血鬼1人に見つかってしまった途端
彼らは俺を吸血鬼の方に押して逃げて行った。
ほらね…
やっぱり2人『も』俺のこと、
囮としか思ってない。
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