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73:史郎side
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その質問をしても春人はなにも答えなかった
史郎
「なに?もしかして借りを作ったの?
次捕まりそうになったら囮になれって?」
実際にそういうやつも何人かいたし、
春人もその類なのかと思っていると、返ってきた言葉は予想外のものだった。
春人
「お前が囮っていうのは初めて知ったけど別に俺にそんなのは必要ねえよ」
史郎
「え、、、
お前…俺のこと知らないの?」
春人
「正直クラスメイトっつう事しか知らない。」
史郎
「、、、じゃあなんで助けたの?」
春人
「・・・・別に。なんとなくだ。」
史郎
「答えになってない」
分からなかった。なんで俺を助けたんだ
今まで誰も、、誰も助けてくれなくて、裏切られてばっかだったから。
史郎
「ちゃんと、教えてくれよ」
春人
「・・・・子猫が必死に大型犬から逃げてたら普通助けるだろ?
それと同じだ」
史郎
「俺は子猫じゃない!!」
春人
「いやほぼ猫だろ。まあ飼い猫になるか野良猫になるかはお前次第だけどな」
史郎
「野良、、、猫?」
春人
「じゃ、俺はもう行くな。お前も早く逃げろよ」
そう言って春人は反対方向に向かって走っていった。
春人の言ってる事はよく分からなかったけど。でも、確かに救われたんだ。
本当に嬉しかったんだ
〜-
だから、、、これはチャンスだと思った
今度は俺が、、、
史郎
「・・・・ヒロさま、、、お願いします
また、俺を調教・・・してください」
俺が、、、春人を助ける
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