アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
回想2
-
京佑を見たとき、なんて綺麗な男だろうと思った。
京佑を見たのは人が行き交うラウンジの片隅。
一人ひっそりと本を読んでいた。
その彼にしばし、目を奪われ、回りの声など聞こえなかった。
しかし、そんな彼に声をかけたのは高校からの友人だった。
智樹とはたまにすれ違うとき、少し話す程度、近すぎず、微妙な距離間。
けれど気になった俺は実行せずにはいられなかった。
智樹を捕まえ、窓際の彼の事を聞き出した。
なかなか口が固い。
俺の噂のせいか、教えてくれない。
強行突破。
教えてくれないのなら俺から行けばいいんだ。
そして、彼に近づいた。
彼がほしい。
彼を見かけるたびに話しかけ、一緒にいる口実を作り、愛を囁き、恋人になった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 42