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番外編 二人の関係
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「なんで!?なんでダメなの!?理由は」
「社長、仕事中です」
「そんなことはどうでもいいの!!理由、教えて!」
「それはまた後程…」
「無理!気になって仕事どころじゃない!」
らちが明かない押し問答にため息がこぼれる。
事務所内でも何事かと注目の的になっている。
「おいおい、そこらへんにしとき。何があったか知らんけど今は仕事中や」
俺たちの押し問答に終止符が打たれたのは副社長の言葉だった。
「礼於!邪魔すんな!」
けれど伊吹はこの無駄な問答をやめる気はないらしい。
「邪魔てなんや。これから来客や。お前にも出てもらわんといかんのや。痴話喧嘩なら家帰ってからにせぇ」
「客と会ってる場合じゃ…」
「申し訳ありません!!仕事に戻ります」
俺は頭を下げ、伊吹は何か言っていたが気にせず自席へ戻った。
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