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フラッシュバック
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「はぁ…はぁッ」
疲労感を感じながら肩で息をすると、熱をもった頭はだんだん冷えていった。
……………やばい
やばい…やばいやばいやばい!!!
俺、やばいことされてた…さ、されてたよな?!
この時間でいろんなことがあった気がして脳の処理が追いつかなかった。
熱に浮かされ、理性を失いとんでもないことをおにぃに発した言葉が頭の中で繰り返される。
『…コスってぇ!』
『イクッ……イっちゃ…ぅ!』
(わああ…わああッ)
さっきの出来事がフラッシュバックして、自分の痴態に冷や汗が出てくる。
ぺたんと床に座る俺に対して、おにぃは俺が先ほどおにぃの手に吐き出したものをティッシュで吹きながらこちらをみている。
「祐介」
目があった瞬間ふいに名前を呼ばれる。
「!」
それに俺は過剰に体が反応してしまう。
そんな俺をみてはニヤついて、使用済みティッシュをゴミ箱に投げ捨て近寄ってきた。
うわぁぁあ!
「大丈夫ー?」
座ってる俺に手を差し伸べてきた。
…その右手は俺のものを触った手そのもので……
カーッと顔に血がのぼるように熱くなって、その手を拒むように叩いてしまった。
ぴくりとおにぃの片眉が動いたのを見逃さなかった俺は、叩いたのを後悔する。
「ご、ごめん!俺戻る!」
この場所に居座ってたら嫌なことしか起きないと感じ、顔も見ずに慌てて部屋を出る。
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