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廊下に出て、空き部屋から少し離れたところまで逃げるように走った。
人の気配はなくて昼休みがとっくに終わっていたことに気づく。
やば…俺はじめてサボっちゃった…
1人廊下のど真ん中に突っ立っていると、下半身がひやりと空気に触れた。
なんだと思い、下をみてみるとズボンが限界まできちんと下がっていた。
「う、わぁあ!」
慌ててズボンを引き上げてベルトをしめる。
人いなくてよかった…!
いたら変質者だって思われるよな絶対に…
なんて思ってると生々しく記憶が蘇る。
変質者っていうか…もう既に変なことしてたし…!!
むしろおにぃが変質者だし!!
っていうか、なんで俺があんな目に合わなきゃなんねーの?!
あ、あ、あんな、あんな!!!
もう思い出すだけで腹立つ!!!
俺やだって言ったのに…ッ
言った、言ったのに、後半では俺は……
…いや。あれはおにぃに言わされたんだ。
俺は言いたかったんじゃない。
おにぃがイ、イカせてくれなかったから、仕方なく……っあああ!もう最悪!
そもそもなんであんな事…っ
まじで「キス以上のこと」しやがったし、本当鬼!!バカバカバカバカ!
史上最高の嫌がらせだよバカにぃ!!
…内心1人愚痴ってなんだか虚しくなった。
文句はおにぃ直接に言ってやる!!
なにもない廊下にいるのも退屈なので、上履きの足音を立てながら屋上に向かった。
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