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お弁当
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ーーー昼休み
「しかしゆう兄ガチのブラコンだよな」
「今更かよ。」
「前から思ってたけどね。でも最近増してね?」
「やっぱり?」
俺も薄々思ってたけど、前まではさっきのようにべったりしてなかったのに、
宏大まで気づいたらこれは確信しかない。
「家でもスキンシップ多いしな。ゆう、なんかしたんじゃない?」
「えー、した覚えないけど…」
「んー…あれかな。チャラさ増したから、スキンシップも増したのかな」
「…かな?そういわれればそうかもしれない。」
おにぃのチャラさはおにぃが高校に入ってからグレードアップした。
高校は中学より規則がゆるいせいもあると思うし、この年頃はファッションにも目覚めるしな。
?♪♪
「ゆう、携帯鳴ってるよ」
「ん?ああ」
ポケットからiPhon◯を取り出し、差し出し人をみた。
「……げ」
【おにぃ】
だった。
「噂をすればゆう兄?」
「うん…」
内容はみなくてもわかるし、
心底メールを開きたくない。
うう……
メールを開けるか迷ってると
新着が3件もきた。
差出人はやっぱりおにぃ。
メールうつのはやすぎだし。
「みないの?メール」
俺が迷ってることに気づいたか、宏大は俺の携帯を覗き込んだ。
「どうせ、教室来いだの、勉強会すんなだのでしょ。開けてたまるもんですか」
そういって携帯の電源を切ってやった。
「あーあ。そんなことしたらこっち来ちゃうんじゃね?」
「大丈夫!こっちにくれば1年と2年の女子に騒がれるってこと知ってるから、絶対来ない。」
「おわー…さすが学校一モテる男」
「宏大も人の事言えないだろ」
「は?何言ってんの」
「…」
これだから無自覚モテ男は!!
ってそうじゃなくて。
「宏大!放課後になったらおにぃ来る可能性高いから、すぐに学校出よ!」
「うん、わかった」
「隣町の図書館で平気?ここ周辺のところだとすぐおにぃにバレるからさ」
「情報網はんぱないもんな。了解」
同時に昼休み終わりのチャイムがなって
俺らはそれぞれの席についた。
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