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キスマーク
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お腹いっぱいになったところで俺はもうお風呂に入ることにした。
身体を洗って新しく入れておいたお湯いっぱいのバスタブに入った。
「はぁ??」
図書館で勉強したせいで神経がかなりつかれてる。
…それとおにぃのせいでもある。
なにがしたいのかわからない!
いままであんなことはしなかった。
喧嘩も少なかったし、まわりからは仲のいい兄弟として知られてる。
小学校の頃とかは確か俺の方がおにぃにべったりだった。
おにぃがいないとなにもできなくて、友達にはブラコンだって馬鹿にされたことがあった。
それが嫌になり中学に入ると同時に俺はおにぃに頼らなくなった。
だけど逆におにぃが俺にベッタリになって中学でもブラコンだって馬鹿にされた。
最初は本当に嫌だったけど、慣れれば何回ブラコンだって言われても平気になってしまった。
ほかの兄弟と違うのは執着差だと思う。
あとスキンシップの多さだね。
だけどキスははじめてだ。はてなが頭の上に浮かぶばかり。
ふと自分がうつってる鏡をみた。
「ん?首になんか…」
痣のようなものがあった。
赤紫っぽい色。なんだ?これ。
そこに触れてみても押してみても痛みを感じなかった。
「ん??なんかこれみたことある」
体育があった日、男子更衣室である友人の事でみんなで盛り上がっていた。
それは友人の身体にたくさんの小さい痣があったからだ。
みんなはそれをキスマークだの、ラブバイトだの言いながらはしゃいでたのがまだ記憶に新しい。
これって。
「…キスマーク?!!」
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