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ウサギとカメ4
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翌日、亀太郎とラビは山の入り口で待ち合わせた。
「ラビ!ちゃんとそっちの長たちに約束させたんだろうな!」
「もちろん伝えておいたさ、それじゃ始めようか」
余裕そうなラビに亀太郎は腹が立ったが、とにかく全力を尽くそうと改めて意志を強くした。
「いくぞっ!よーい・・・・・どんっ」
合図を送ると二人は勢いよく駆け出した。
だが足の遅い亀太郎はあっという間にラビに差をつけられ、ラビの姿が見えなくなってしまった。
「あいつ、なんであんなに足が速いんだよ・・・」
ラビの俊足に驚きながらも、亀太郎は心臓をバクバクいわせながら全力で走るしかなかった。
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