アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
食堂
-
ライとはめちゃくちゃ趣味も好みも似ていてすぐに仲良くなった。
「翔!食堂行こうぜー!」
「おー」
お昼になったのでゆーまとけんちゃん、そしてライの四人で食堂に向かう。
本当なら王道転校生がきて食堂でオムライスたのんで会長にチューされてアッー!♂ってなるはずなんだけど。なんせまだ学校生活二日目だ。
「で、でけえ」
食堂はやっぱりでかかった。
扉もでかすぎる。
丁度真ん中の席が空いていたのでそこに座る。
何にすっかな~。パフェ食いたい。
「俺、パフェがいい」
「ダメだ。飯食ってからにしろ」
「ひどいよママ!!!」
「誰がママだ!!!」
けんちゃんのオカンスキルが発動し、結局俺は、お茶漬けを頼んだ。量が少ないからこれならパフェも食えるだろう。
注文して数分後、すぐにウエイターさんが料理を運んできてくれた。
「こちら、お茶漬けでございます」
「よっしゃ!ありがとうございます」
「!」
なんか、ビックリされた。
「あ、申し訳ございません。お礼を言われたのは初めてで……」
嘘だろおい。お礼を言うのは常識じゃないの?俺がおかしいのか?あれ?
「あの、もしかして吉田様ですか?」
「もしかしてです!!でも、なんで…」
「噂を耳に挟みまして。なんでも、入学式中に叫びながら出ていったとか」
ぎゃふん!!恥ずかしい!!!
「あの、忘れてください……」
「ふふふ。どうでしょう?(赤くなってて可愛いな)」
俺達がこんなやり取りをしてる時、ライが鼻血を出しながら興奮して見てたことは知らない。
「翔よ……そのまま王道の道を行くのじゃ……!!むふふ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 230