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ヒーロー
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郁side
あぁ、コイツらに犯されるのか。
そう思った時。予想外なことが起きた。
「あ!!風紀委員!!!」
そう叫びながら現れたのは、同室者の彼。
こっちに近づいたと思ったらいきなり身体が宙に浮いた。気づいた時には所謂お姫様抱っこをされていた。
「え、ちょ、翔!?」
そんな僕達の後ろを三人が追いかけてくる。
「しっかり、捕まってて下さいね!」
そう微笑みながら走り出す。
「ッ、ハァッ……ここ、まで来れば、ハァッ………な、んとか……」
翔の足はめちゃくちゃ速かった。僕を抱えていたことを感じさせないくらい。
「ハァ……先輩、大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫…」
「そっか、よかった…」
そういいながら翔は座り込んだ。じんわりと汗もかいている。
「あの、ありがと……」
「!!!………デレた!!」
「は!?」
せっかく、ちょっとかっこいいなと思ったのに一言で台無しだ。
郁sideEND
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