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なんで...
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視点:黒子
「アッ...征...くッん...」
「テツ...ヤ...はぁ...」
僕は最低だ。好きな人がいて。その子供である征くんとこんなことを... 自分がこんなにも浅ましい人間だなんて思ってもみなかった。やっぱり彼の子供だからだろうか。
「テツヤ、電気つけてもいい?」
「⁉︎...何言ってるんですか。僕、嫌だって言いました。」
「けど、月明かりだけじゃあまり何も見えないんだよ。」
「い・や・で・す!」
「.......わかった。」
「...なんですか。仕方ないなぁ。みたいな顔は!」
「いや。べつに。フフ」
「笑わないでください‼︎」
征くんのおかげで暗くなっていた気持ちも少し明るくなりました。やっぱり、彼の子供だからでしょうか。でも、少しずつ征くんは征くんで赤司くんは赤司くんだと思えてきました。あれ.......?じゃあ。僕は何故、征くんにこんなにもドキドキするのでしょうか?....こんな情事の最中に自分の気持ちに気付くなんて... 僕は、赤司くんのことも好きで征くんのことも.....好き。
気づいて仕舞えば自分でも驚くほどあっけなく、受け入れたというよりあぁ、やっぱり。という感情の方が強かったですね。
こんな、欲張りな自分に気付きたくはなかったです。
でも、結局は征くんも赤司家を継がなくてはなりません。気持ちだけでは一緒にいられない、、、
赤司くんとそうだったように。
でも、、でも今だけはどうかそばに....
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