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#20
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俺は酔っ払ったオッサン3人に囲まれ、逃げたくても腕を縛られ、オッサンたちに押さえつけられていて、何も出来ない状態だった。
その状態に、俺は震えが止まらなかった。
何とかして逃げなきゃ…!
そう思って手足をバタつかせてみるが、余計にオッサンたちに力を入れさせてしまった。
「おっと。生きがいいな。……そういう元気なほうが俺たちも楽しみになるよ。」
にたぁっとした笑みに、思わず鳥肌が立った。
「…それじゃあ、まずは誰からにする?」
か、勝手に話を進めるなよ…!
俺はオッサンたちが話をしたのを見計らい、急いで立ち上がろうと膝立ちになった。
しかし、それは逃げられるどころか、一人のオッサンに後ろから抱き抱えられるように捕まえられてしまい、その男の足の間に座る形になった。
「逃げちゃダメだよぉ。んっふっふ。」
後ろの男に脇を触られ、残りの二人の男に制服を脱がせられていく。
一つ一つワイシャツのボタンが外され、俺の上半身が露になった。
「……ひぁっ!」
男の大きな手が胸に触れ、声が漏れる。
「反応が初々しいねぇ。肌もキレイだし。」
…カアァァァ//
恥ずかしくて顔が赤くなるのが自分でもわかった。
恥ずかしくてたまらない。
恐くてたまらない。
「…そ、そんなとこ触んな…っ、あぁっ…。」
触るなと言っている矢先、正面の男は不安と恐怖で震える俺の胸の突起をやらしい手つきで触ってくる。
先端を掠めるように撫でたり、つまんだり、潰したり。その度に俺はビクビク体が反応し、声が漏れる。
「や、やめろ…っぁあ。…はあぅ…!」
「やばいなぁ…。…久しぶりに興奮してきた…。」
男が息を荒くしながら言う。
……何で、俺がこんなことに…!
俺は女じゃねぇ!
胸なんか触られても、気持ちよくなんかないはずないのに…!
そう心の中で叫んだ。そのとき、俺のズボンのポケットが小さく震動した。
…電話…!?
足元に下ろされたままの縛り上げられた俺の手で、男たちに見られないように画面を確認する。
男たちは俺の体に触ることに夢中で、ケータイの音には気づいていないようだった。
画面には、"山岡 優"という名前が出ていた。
………優…!!!
……優に助けてって言えば…!
そう思い、優からの電話に出た。
でも、大声で優に場所と今のことを言っても、男たちにバレてしまい、ケータイを途中で取られかねない。
俺はバレないように注意しながら、ケータイをスピーカー通信にし、音量をMAXにした。
これで、優側のケータイではこちらの音が大音量で聞こえることになる。
…頼む。……優、俺に気づいてくれ…!
『…ん?武博?聞こえてるか?』
ケータイから小さく優の声が聞こえた。本当なら叫びたい。でも、ケータイのことがバレたら困る。
俺はあえて男たちが声を出すようなことを言った。
「…離せ…!くそ野郎!!!」
「おぅわ!?蹴るのはよくないなぁ。…でも、余計に酷いことしたくなる…。どこを触られたい?言ってみろ。」
……よかった。この今の声が、ケータイの向こうこ優に届いて、優が俺の異変に気づいてくれれば…!
「……おい!このガキ、ケータイで電話なんかしてるぞ!」
………バレた。
「優!聞こえてるか!?助けて!」
「おいこら、叫ぶな!」
「優ーッ!!!!!!」
…ガタンゴトン…、ガタンゴトン…
バレたからもういいやと思い、思いっきり電話に向かって叫んだ。
でも、俺の最後の渾身の叫びは、ちょうど橋の上を通った電車の音によって、ほとんどが掻き消されてしまった。
さらに、電話によって男たちに火がついたのか、俺の口は一人の男のネクタイを突っ込まれ、何も話せなくなってしまった。
「んんんッ!?んんー!!んんんんーッ!!!」
「もう何にも言えなくなったな。…電話も切ったし、万事休すだろ…?」
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