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#108
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「……んっ、ひぁ…、……はぁ、あっ…!」
静かな部室には俺の甲高い声と、明良が何度も俺の体の至るところにキスをするリップ音だけが響いた。
俺は明良に上着を脱がされ、手首をマフラーで結ばれ、着ていた服をマフラーで結ばれている腕まで捲りあげられていた。
上半身は全て露になっていた。
「……んはぁ…ッ。…タケ、マジで女の子みてぇ。…めっちゃ可愛い…。」
恥ずかしくて明良の顔を見れなかった。
冬にこんな格好では寒いはずなのに、さっきまで部員がいてヒーターが点いていたおかけで、部室の空気全体はそれほど冷たくなかった。
また、羞恥で体全体が熱く、明良に口付けられたところからはじんわりと熱が広がり、自然と寒さは感じなかった。
それでも、明良にすっかり怯えてしまった俺は、少しでも明良に触られるだけで大きく反応してしまっていた。
「…んひゃあ!?…あ、明良…!そこは…!」
「んー?ここがどうかした?」
明良が俺の胸の突起を摘まんだ。
なんとも言えない感覚が伝わり、じんわりと目元が熱くなった。
「…やだ…、マジでやだ…!」
「なーんで?…こんなに赤く腫れてんのに。……良くなってんでしょ?」
「違う…ッ!……やめろって…、ぃっ、そんなっ…、んぅ、いじんな…ッ!」
言葉に自分とは思えない声が混ざり、俺の羞恥を更に掻き立てる。
それを見て、明良は楽しそうに笑う。
「……何それ。……マジ、誘ってるとしか思えないんだけど?」
「…は、ぁ…ッ!?…、意味わかんね…!」
そう怒鳴る。
すると、再び明良の顔が俺へと近づいてくる。
俺はまた体にキスされるのだと思い、体に力を入れて身構える。
……しかし…。
「んあぁっ!」
唇が落ちてきたのは、腹で脇でもなく、たった今まで明良がいじっていた俺の乳首へだった。
明良はそれを口に含み、舌でコロコロと転がした。
「んっ、やめ…ッ、明良ぁッ!」
俺が必死に頼んでも明良はやめてくれない。それどころか、激しくもてあそびだした。
転がしたり吸ってみたり甘噛みしてみたり乳輪をくるくると舌でなぞったり。
その度に俺は異様なほどに反応してしまい、抑えきれない声を上げた。
…やだよ、明良……。
……明良は優しい奴。
いつも俺のことを支えてくれた。
そんなお前が、こんなことをするなんて信じたくない…!
言葉に出来ない思いが、胸の中だけで響いていた。
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