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無理やり
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俺のまどろんでいた意識は一気に覚醒し、誰が入って来たのか確認しようとする。
だが、下手に起きていることを気取られて、余計酷い状況になるのも避けたい。
そう考えた俺は、とりあえず狸寝入りを決め込むことにした。
「イチ、イーチー、寝てる?」
囁くような声が聞こえる。春とかなり似ているが語尾の伸ばし方からして樹の様だ。
ふと、仰向けになり布団から出していた腕を撫でられる。
「ご主人様が遊びたいときに寝てさー、それで夜もしっかり寝てさー、やっぱり躾が足りないよね、さっきは三番にああ言われちゃったけど、元気そうだったし、いいよね」
俺が起きているのに気付いているのか、語り掛けるように囁く。
腕を撫でていた手がそのまま手首を掴み、顔の横へと移動させる。
俺は力が入らないようにしながら、必死に身体の震えを抑えていた。
「そうそう、じっとしててね、眠ったまんまでいーよー。ふふっ、いきなり痛くなったらどんな反応するんだろ、楽しみだなぁ」
起きている事には気付かれていない様だ、だが、痛い事をするつもりである事もはっきりと分かった。
背中がじっとりと湿り、冷や汗が流れ出す。
両腕を避け終えた樹はそのままベッドに乗り上げて、俺にかかっていた布団をゆっくりとめくっていく。
「ふふっ、何か楽しくなってきた。イチ起きないでね」
そう言われた時、俺はある事に気付いた。
明かりが、ついている。
俺は樹への恐怖から今の今まで意識の外側に追いやっていたが、もし俺が本当に寝ているとすればまぶしさから起きている筈。
つまり、樹は俺が起きている事に気付いている。
慌てて身を起こそうとした俺に馬乗りになった樹は、そのまま上半身を倒して俺の耳元で囁いた。
「起きちゃ、駄目だよ?」
動くなと、そう言われた。
樹は一旦俺から降りると、足元に回って俺の服をゆっくりとめくり上げて行った。
腰のあたりまでめくり俺の陰部があらわになると、そこをするすると撫でる。
「へぇ、春が言ってた通りだね。つるっつる」
羞恥に顔を染める余裕も無い。
撫でるのを止めた樹が、俺の足を開いて肩に担ぐ。
一切慣らされていない俺の後孔に、ひたりと熱いものがあてがわれた。
「イチ、静かにね」
ぶちぶちっ
「っっ、ぅっ」
震えるほど強く枕を握りしめ、渾身の力で歯を食いしばった。
明らかに切れている俺の後孔に、なおもめりめりと樹の熱が入り込んでくる。
「んっ、はぁ、これ、きっつい、でも、良い顔っ、ふっ、ははっ」
ずんっ、と最後は一番奥まで一気に貫かれて歯の間から声が漏れる。
だが最早俺が起きているかはどうでも良いようで、声を出すことも許されないままひたすらに激しく揺さぶられた。
その後、中に出されると思っていた俺の予想は外れ、樹は後始末が面倒臭いとかなんとか言いながら動きをぴたりと止めると、後孔からそれを抜いて、今度は俺の口をこじ開けて突っ込んで来た。
喉の奥に押し込まれて何度か突かれると直ぐに熱が放たれ、口内に血の味がしたので後孔は見るまでもなく出血しているのが分かる。
そのまま口内に熱の残滓を絞り出すように性器を擦り付けると、おざなりに布団を直して樹は部屋から出て行った。
・・・オナホかよ、俺は。
痛み、悔しさ、惨めさ、色んな感情が湧きだして混ざり合う。
身体の熱で温められたそれは、目じりから流れ出で枕へと染み込んだ。
三番、悪いけど俺、耐えられるか分かんなくなってきたぞ。
涙を堪えることもせず、下半身の痛みを無視して無理やり眠りについた。
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