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油断は禁物
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さっきまで俺が泣いてたのにふざけてきやがった。
「なんて、無防備。俺じゃなかったらどうする」
『お前だから気抜いてただけだ』
あー。ほんとに元気になった。
翼はいつも俺のことを支えてくれる。
どれだけ俺が翼に助けられたか...。
ホントに翼が幼なじみでよかった。
まぁそんなこと口が裂けてもいってやんないけど。
なんて、思ってたら翼が急に真剣な表情になった。
またからかってるのかなって思ったけど違うみたいだ。
「仁。俺はこんなこと一度しか言わないからよく聞いて。
ほんとの気持ち。これからいうことは嘘じゃない。」
なんて真面目に言うから緊張してくる。
どうしたんだろ...?
「仁。好きだよ。幼なじみじゃなくて。友達じゃなくて。」
『俺、ど...う…すれば』
「わかってるよ。
仁があいつのこと好きなことわかってるから。」
翼が大きく息を吸う
「だから、少しずつでいいから好きになれって言わないから俺のことも意識して?」
『わかった。』
幼なじみの突然の告白で本当にびっくりした。
でも翼は本当に気を使ってくれてる。
俺が先輩のこと好きなことわってるから
意識してってやさしすぎか...。
そんな翼のやさしさに感動して涙が出てきた。
そのあとは二人で教室に戻った。
まだ時間があったから翼はトイレに行った。
翼がいなくなってから翼のやさしさとありがたさを改めてかみしめた。
翼。ほんとにありがと!
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