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「んっ…」
目覚めると、居酒屋。
「頭いてぇ…」
スマホを見ると2:50。
他の奴等は、いびきをかいて寝ている。
俺と衣月の家は大通りを歩いて20分で着くが、他の奴等は電車じゃないと帰れないはずだ。
あ、メール来てる。
『件名:もぅ!
何回も、ぉでんゎしたんだょ!
おぅちのまぇに着いたってゅうのに。。誰も出なぃ。。りゅーちゃんいなぃ。。。ハルさびしぃよ。はゃくかえってきて?
りゅーちゃんのこぃびとより』
羽留…相変わらず小文字うざいな…
ってこれ四時間前だし…
タッタッタッ
『件名:Re:もぅ!
ごめん、サークルの奴等と飲んでた。今度埋め合わせする。暇な時、予定教えて。』
送信。
ふぉおんっ
『ぉこだょっ』
返信早っ。
『件名:ぉこだょっ
もぉ…ハルじゃなかったら。。お・ゎ・か・れ!してるよ?らぃしゅうかょおびぁぃてる。絶対だょ!』
タッタッタッタッ
『件名:了解
来週火曜日午後10時。俺の家。』
送信。
ふぉおんっ
『りょっ!』
タッ
『件名:りょっ!
ぉにゅぅの下着つけてくね!』
はぁ…疲れる…目が疲れる…
小文字読みにくい疲れる…
セフレ・羽留は中学からの同級生。
勘違いしないで欲しいのが、
【小文字を乱用するヤる気満々小悪魔系ビッチ美女】
などではないということだ。
正確には、
【女ナシの男のみのチンコを狙う(何故か今は俺のチンコにしか眼中にない)ゆるゆるがばマンを武器に特技のトコロテンを披露した暁には、必殺技のイラマチオで相手にトドメを刺す愛らしい包茎チンコを所持するビッチショタ】
だ。
ショタではないが身長が低く幼く見えるのでショタでもいける。全然いける。
とか思うが正確には20歳。ショタなんてありえない年だ。
羽留とラブホに入った時、フロントで俺がかなり怒られた。
身分証明書って、大事だよな。それ見せたらうるさかったフロントの奴も爽やか笑顔で「お好きなルームをお選び下さいませ。」とか言ってきた。
俺は、のそっと立ってレジの前に立つ。
「会計、お願いします。」
あいよっとオッチャンが出てきてくれる。
「いやぁ、沢山飲んだねぇにぃちゃんたち。帰り気ぃつけなよ?。この辺ちょっと物騒だから。はい、レシート。」
「あざぁす。」
俺が会計を済ませても、未だ起きないあいつら。耳元に、魔法の言葉を吹きかけていく。
「おい、起きろ。ユリちゃん寝取るぞ。」
「ふぃ!?ユリちゃんを!?ゆるさぁぁぁん!……はれ?ユリちゃんは?」
「おはよ。お前のビッチな彼女なんて間に合ってるわ」
ハジメを起こして。
「乳首、勃ってんぞ」
「んっ、やぁ、それ…言わないでっ…お前が弄るからっ………うわっ、よ、よお竜雅じゃねぇか…あはは…」
「おはよ。俺、お前の乳首弄ったことねえけど。」
タイキを起こして。
「け、んとぉ…っはっぁ…イ、く…っア…」
「凪っ、アっ、だして!俺ンッ、なかっ…いいっよ…ぁっ………あ、あれぇ、何で竜雅なの…?」
「おはよ。俺がお前のケツでイケるわけねぇだろ、モノ足りねぇ。」
ケントを起こして。
「お前の弟いいケツしてたわ。」
「高斗に何してんだてめぇ!……りゅーが、おやすみっ!」
「寝んなよ、おはよ。あざとすぎる弟のどこが良いんだか。」
イツキを起こして。
店を出た。
「「「「ありがとうございました」」」」
店を出ると四人が俺に向かって一斉に頭を下げた。
「よろしい。」
俺の一言でみんなわちゃわちゃと俺の隣に並ぶ。
「ごめんねぇ、本当ありがと、りゅうたぁん!俺今月ピンチだったからちょー助かるぅー」
タイキが俺の腕にまとわりついてくる。
「お前もしかして、最初から誰かに払わせる気だったのか」
軽く払っても俺の腕から退ける気がサラサラないタイキを尻目に悟ると、
「だってお酒飲みたかったんだもん。」
案の定、そうだった。
「てか、お前ら三人はどうすんの?もう終電ないんじゃない?」
「俺と竜雅はお家に歩いて着くけどな」
イツキの一言にみんな衝撃を受ける。
「え、終電もうないの…!?」
「終わった…ユリちゃんに連絡しないと!」
「ホテルに泊まれよ」
「えぇっ!俺金ないよ!」
タイキが泣きそうなので良い提案を与えてやる。
「三人で泊まればいいだろが」
「「「あーね」」」
三人で割ればタイキも払えるだろうし、他の二人も都合が良い。
「じゃ、俺と竜雅こっちだから。」
ブンブン手を振る三人は肩を組んでホテルへ向かった。
「あいつら大丈夫か…」
「竜雅は相変わらず心配性だなぁ…大丈夫だよ。ホテル泊まるだけなんだから。竜雅はあいつらのお母さんじゃないだろ」
それでも、酔っ払い三人はとても心配。
ホテル側も少し困ると思うし…
「だーいじょーぶ!どうせ一泊だからっ」
イツキに説得され、おとなしく帰る事にした。
「じゃあな、竜雅。気を付けろよぉ?」
ほろ酔いのイツキはマンション近くの大通りを曲がって行った。
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