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⑨
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「辛かったね…」
卓哉は優しく、聞いてくれた。
俺は、すべてを話した…
「それで、さ…その…竜雅君は俺のこと、好きなの…かな?」
「…っ…」
嫌われるかもしれない。
だって、あの一夜は…
「俺は、竜雅君のこと、好きだよ。一目惚れだったもん。あの後、男の人から助けてくれて、本当に嬉しかった。やっぱり、この人は優しい人なんだなって。」
「卓哉…」
気付いたら腕を伸ばしていた。
ぎゅうっと抱き締める。
「俺も、…っ俺も好きだ…」
「なーんだ、俺たち両想いじゃん。」
自分達が気付かずに、
切ろうとした赤い糸。
やっぱり運命には逆らえない。
「好きっ、竜雅!」
「うわっ…ちょ」
「俺、竜雅の形…もう覚えたよ」
-END-
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