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⑤ 純side
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こうなるかもしれないってわかってたよ。
「疾実…怒ってるの?」
家に着くまで話すのを我慢した。
我ながら良い子だと思う。
「怒っていないように見える?」
「…だよね。でも、なんで怒ってるの?」
僕の発言で疾実がピクリと反応する。
うわ、怒ってる。こわ…。
「…俺、純のこと好きになっちゃったんだけど。」
この言葉を聞くのはこれで何回目かな…
「疾実の好きな純は、男を身体で釣ってお財布盗んじゃう男の子だよ?」
ジャケットから黒革の財布を取り出す。
「かなり入っててびっくりしちゃった。スられたらショック受けるどころじゃなくなっちゃうね?」
はい。と、返してあげる。
「金が…目的だったのか?」
「そんなわけなくない?僕の父さん社長だよ?」
そう言ってソファに寝そべった。
「…」
黙っちゃった。
まあ、僕のがばまんを飽きさせないくらいのデカチンだったから魅力的だし。身体の相性もバッチリだったし。かなり貯金してるみたいだからお金には一生困らないし。話しやすくて優しくて…
すべて良いんだけどさ。
「疾実さ、何か足りないんだよね…」
…なんだろう…何かって…
あっ!!!!!
「Sっ気が足りない!!」
「は?」
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