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⑧
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「あぅ…。のんらぁ…」
「お前、ちょ、飲み過ぎ。没収」
あー…とられた…
「しゅいませぇん、も、いっぱーい」
「は、はい、ただいま。」
「あ、良いです!要りません。会計お願いします。」
「あ、はい。」
頭くらくらするぅー
「うた…待ってる…?」
「ああ、待ってるかもな。早く帰らなきゃな、兄ちゃん」
「んへへ、うた…兄ちゃんが今帰るぞお?っ」
「はいはい。帰りますよー」
頭が…
ふわふわぁぁ
「ありがとうございましたー!」
んー?うるさくなくなった
「ハァ…相当酔ってるな。」
酔ってないもん
「危ないから送ってく。家何処だ?」
「んっ…あっち!」
「……ちゃんと案内しろよ…」
「……い…おい!」
「ヒッ!……びっくりさせんなよぉ…」
「何寝てんだよ…ここか?お前の家。」
「そーそー、生汰が待ってるのらぁー」
「高そーなマンション。」
ガチャッガチャガチャ
あれー?でなぁーい。
「うーたー、にーちゃんだよぉ」
ドンドンドン
「ちょ、おま、壊れっから。鍵は?」
「んー」
そーだ…内ポケットに入れて…
「あ…ポケットー」
取れない…ん?っ…
「取って?」
「だろうな。ほら、こっちこい」
「ンッ…ぁ…」
「なんつー声出してんだよ。ほら、鍵」
「らって、生汰がちくびいじるから…俺わるくないもんんん」
「は?お前…今なんて…」
ガチャッ
開いた!!
「あ、うた!ただいま、あのね?」
「…兄貴…遅かったじゃん。」
ここからじゃ、顔が見えないけど…
声、こわい…
う、生汰…怒ってる……?
「……ご、ごめ…うた」
「心配したんだよ」
ぎゅ…
「兄貴、中々帰って来ないし…俺今日ずっとオフだったからすごく…寂しかったよ…」
「ごめん、生汰。俺、のんできちゃって、あ…同僚の」
「誰あんた。兄貴の彼氏?それとも彼氏ヅラしてる変態?」
生汰は俺から離れると、斎藤と俺の間に入る。
「…ただの同僚だよ」
斎藤がそう答えると、
「どうだか。」
俺を家の中へ押し込んで、フッと鼻で笑った。
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