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第3話
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「あれ?俺、お前と同じクラスなんだけど…」
いや、知らないし。
「てか、何々?復習してるの?ヘーッ!てか、英語!?うっわ、長文…英語だらけで吐きそ…」
いつまでいるの?
「うわ、こっち数学?…わ、やべぇ!これ、俺解けなかったんだよ!お前に勉強教わろっかなぁ」
いや、話を続けるな。
「あ、このシャープペン新色だろ!書きやすい?色変わっただけか!あはははっ!」
「あのっ!」
「うお、びびった…」
「勉強…の、……じ、……じゃ………ま…です…」
声、裏返ったし…途切れ途切れだし…
気持ち悪がられるだろうな…
でもいいや。早く出て行ってくれれば。
「あ、そか…わり…」
早く出て行ってくれよ。
「な、何の用……だ、だったんですか…」
「あー…」
彼は少し話しにくそうにしながらも、
「涼まりたくて…」
ぽそっと呟いた。
いや、それだけで教室来んなよ。
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