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薄暗い資料室
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ああああ!!!やばいやばいやばい!!逃げねえと…!!!
…個人的に心霊系、…あぁそうそう、可愛くいうとオバケとかいう類が得意ではない。
写真に加工して、ぽくするのは別に楽勝なんだけど、本物は流石に勘弁して頂きたい。
……まぁ、あーだこーだ言う前に、とりあえずこの部屋から出ねえと…、
埃っぽい薄暗いその部屋のなかで無意識に口を服の袖で隠しながら俺は僅かに光の漏れる入り口へと足を急がせた。
あ、あった…、!
次第に足音は近づいている一方で、数分前に自分が入ってきた扉に手を掛ける。、そして
ガラガラガラーーーーッ
とにかく早く出ようと勢いよくそれを開け、外へと出ると、
パァっと、資料室内よりは明るい光が自分の目に入り込んでくると同時に、
今の今まで自分をビビらせていた足音の正体"達"とも遭遇する事になった。
扉を開ける自分から約3メートルくらい離れた場所という至近距離にいたのは、高身長の二人組の男で、俺がこんな部屋からでできたことに心底驚いているような顔をして止まっていた。
ーーーーーー、けど、もちろん驚いたのは彼らだけでなく俺もそうで、…
彼らのうちの一人が、一般的に"帝都大生"のイメージとはかけ離れたような金髪の長身男だったことにも勿論驚いたが、そいつの横にいたのが、案の定ずっと俯いているあの"ミヤくん"だったのである。
……そして、彼らは一目でみても分かるほどにガッツリと手を繋いでいたのだ。
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