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白い部屋とココア。
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「あ、起きたか?」
遠くからそう呟いて、ベッドの近くへと行く。
すると、ギシギシとベッドが軋む音と同時に都が必死に身体を動かそうとしているのが見えた。
…ったく、身体中ゲガしてんのに、急に動けるわけねえのに、バカか、!
「あ〜、あんま無理すんなって、。まだ寝たまんまでいいから。」
そう声をかけるも、彼はその身体を無理やりにでも起こしてチラッと俺を見る。そしてすぐ逸らした。
なんだなんだ、、
すると今度は視線だけを俯きがちに俺をまた見て、そしてすぐにそらす。
……、動揺…してんのか、、?
さっき、あの部屋でも俺のこと誰って聞いてきたし…、、。
そんな事を思っていると、都の様子がなんか変で、急にカタカタと小さく震えだしたのが分かった。
………、そうだよな、。
あんなことされて、…すぐに人が怖くないなんてことありえないよな、。
「あ〜、安心しろって、もう大丈夫だから」
俺はそうニコッと笑いながらいって、都の頭を優しく撫でた。
都はそんな俺に全く無反応だった。
目線はどこを見ているでもなく、表情は乏しい。
アレ…、おかしいな…。
頭を撫でるって行為は結構反応分けると思ったのに、。
普通子供とかは、頭を撫でられたら安心するもんだし、…………今の都だったら、絶対拒否られるか、…震えるか、どっちかだと思ったんだけど、、。
「、あれ、意外とお前拒否らねえんだな、。、男に触られて、怖くねえの?」
思ったままの事を口に出す。
しかし彼はまたもや無反応だった。
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