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優越感の理由
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「…………は、?、」
あまりの驚きにまたもや素っ頓狂な声をあげてしまった。
……つーか、……お父様と交友があるって、……
教授はそうサラッと言ったけど、……え、……?、……それって、……え、、、?
何気なくその興味深い言葉にまた俺はぐるぐるし始める。
、……つーかまずツッコむなら、お父"様"って所だよな、?
普通の人間に様付けで呼ぶわけない、……というか、思い出したけど、この前保健室でも確か都の父親の事こうやって呼んでたな……、、
そん時はなんか色々お手伝いさんとか来てわすれかけてたけど、……つーか、そういえばお手伝い兼助手とか言ってなかったか、?!?!
……、……もうわけわかんねえんだけど、…、え、……(パニック)
、だいたいして、酒井さん自体こんな有名大学で長年教授をして色んな賞を取ってる言ってみれば超お偉いさんで、…酒井さんこそ様付けで呼ばれる人間であろう……、
その酒井さんが、……様付けで呼ぶって……
「………都の親って……もしかしてどっかの国の総理大臣とかだったりします、、、?」
ものすごい真剣な顔でそう聞く俺。
しかしその発言にすぐ酒井さんはがはははと酒井さんらしくない大声で笑いはじめた為、なんて恥ずかしい発言したのかと後悔する事となった。
「……っふは、っ……!!……なにそれ、……っ、どうやったらそんな発想にたどり着くの、笑」
「……ちょ、……酒井さん笑いすぎっすよ、……、。、、、だって、酒井さんが様付けで呼ぶって、……」
あまりにも酒井さんがずっと笑っているから口を尖らせてそういうと
「……、そうかそうか、……まぁ、知らないのは当たり前か、、。えっとね、ミヤくんのお父様はこの大学の名誉教授なんだ。、……それはもう素晴らしい方でね、…もう数年前に大学の方はやめられたけど、今でも有名な哲学者だよ、。」
……名誉教授、、、。
酒井教授の口から出る単語がさっきから一般人ならくらっときてしまうほどのものばかりだ。
名誉教授がどんな役職だとかそんなことはよくわからないけど、……ただすごいということだけはわかる、……しかも、素晴らしい哲学者って、……え、、?!
「……、み、都の親って哲学者なんすか、、!?」
驚くことが多すぎて一個一個に気づくのに時間がかかる
「……うん、?そーだよ、?多分文系の生徒で知らない人はいないくらいの、有名な哲学者、。……本も何冊も出しててね、……というか教科書に名前が載ってるくらいの偉大な哲学者だよ」
酒井さんはそう軽く笑いながら話した。
……はっきり言って、人の親が何してるとか、すげえ人だとかそんなこと俺的にはどうでもよかった。
それは俺自身も昔から父さんや母さんの事で周りに色々言われてきて、その都度「自分は自分だ」と思ってきたから。
……でも、都の親が哲学者、……って、……
なんだかそれは不覚にも驚いてしまう事実であった。
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