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後ろに居るぞ
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施設について、扉を開ける。
すると、みんな外に出て遊んでいた。
ある子が、俺に気づく。
「ほぇ……?…ぁ!!しぐれお兄ちゃん!」
「やぁ永音ちゃん。元気してる?」
「うん!せーんせー!しぐれお兄ちゃん!」
「うん?あ、久しぶりだね時雨くん!待ってたよいらっしゃい」
こうしてみると、小さいし人数も少ないんだなぁ。
「あ、アイツらは?」
「あぁ、疲れきってていくら起こしても仲良く起きなくてね、……起こしてもらえない?」
「はーい」
俺がそう返事してそこに向かうと、まぁ当然母もいる訳で。
「わぁ……時雨の育ったとこかぁっお友達かぁっ」
「沢山いるぞーイケメンが」
「なんじゃと、何故我は生きておらんのだ今すぐにでも原稿が書きたi」
「寒気がした。」
訳の分からんことを言ってるのはさておき、アイツらの居る部屋へ行くと、昴はひとり部屋でぐっすり……。コイツぁ起こすのに物理的に骨が折れるから後回しだ。
「なにあの子めっちゃショタ臭」
「同い年」
「嘘だろおい」
そんなこんなで隣……未來が…居ない!?
どこいったアイツ、嘘だろ家に帰りたい星人が部屋にいないなんて……と、隣の扉をチラッと開ける。
「っ……み…と、っぁ、……」
「( '×' )」
俺は何も見ていない。
今のは幻覚だ、きっと疲れてるんだ。
そう、そうに決まってる。
ほ、ほら、昼からそんな盛ってる訳……っ!
……まさかっ…フラグだったというのか…!?(「原点」参照)
……しまった、慌てすぎて扉ちょっと開けたまんまだっ……た……
あるぇ?母さん何してるの?なんでめっちゃ嬉しそうな顔で……ぁあ、なるほど……腐女子様でいらっしゃいましたか…。ほっとこ。もういい、昴起す。
「昴、すーばーるー」
「んぃ……んんぅ…」
「起きて、すーばーるー?」
「れんきゅん……れんきゅ…ふゅぁ……」
「出来てやがったか。」
「ぁう……?んぅ…せんせ……?」
「違うよ、俺だよ俺」
「俺俺詐欺ですか……?」
「( ・??・? )」
仲良く寝起き悪しかよちくせう……。
いや、あっちはヤってるだけか。……ヤってるのかぁぁ……。
「時雨だよ、しーぐーれ」
「えっ!?あにゃっ」
名前で驚いてベッドの背に頭ぶつけてる昴はいつも通りに可愛かった。
「いざいざっ、えっ、えっ、」
「久しぶりに来てみたよー」
「わぁ……!いざいざだぁ……!」
「はーい起きよー」
「うん!」
昴ほんと可愛いなー……と、そんなことを思ってると、昴は目を瞬かせる。緑と青の目で見つめてくる
「目……どうしたの……?」
「え?あぁこれ?朝起きたらこうなってたんだよ」
「ふぇ……あっ、メガネ要る?見える?」
「あっ大丈夫だよ」
「そ、そう……?」
「うん」
昴はそう言って、とりあえず着替えたりするため俺は外に出る。ぁ……きこえる……
「っあっ……みこ、とっやっ……でちゃっ……」
あれ?なんで俺はちゃんと聞き耳立ててるんだ?おっと?
……こういう声を聞いていて……
こういうものに、嫉妬してる自分がいることを、俺はこの時初めて自覚した。
正直、こいつらがこういう関係だろうが何だろうが関係ないけど……でも、なんか、だって羨ましいじゃん……。
俺だって、最近いつにも増して、兄さんが好きで好きで仕方ないのに……。
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